2016年7月12日

フローリングを少しでも長持ちさせるために

フローリングを少しでも長持ちさせるために

経年とともに、フローリングには傷や汚れが付着するものですが、床が汚れていると、お部屋全体がくすんだ印象になり清潔感がなくなってしまいます。フローリングをできるだけ長く美しく保つためには、どのようなことに気をつければいいのか、ポイントをご紹介します。

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◆部屋の用途に応じた使い分けを

床材は、見た目の美しさだけでなく、耐水性、耐摩耗性、遮音性などの機能性も考慮して選ぶことが大切です。木質フローリングはマンションに人気の床材ですが、水気の多い場所に使用するとどうしても劣化が早くなってしまいます。
リビングや子ども部屋などは見た目に美しく踏み心地の良い木質フローリングを、キッチンや洗面所など水気の多い場所には耐水性の高いタイルを使うなど、部屋の用途に応じて床材を使い分けましょう。

◆フローリングに適したお手入れが大切

フローリングの寿命を長くするには、やはり日頃のお手入れが一番大切です。
ただ、フローリングの特徴を理解した上でお手入れをしないと、逆に床材を傷めてしまうこともあります。木質フローリングには、無垢フローリングと複合(合板)フローリングの2種があり、それぞれにお手入れ方法が異なります。素材に応じた適切なお手入れ方法を知っておきましょう。
詳しいお手入れ方法は、「フローリングのお手入れ方法」をご覧ください。

◆定期的なワックスかけを

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ワックスはツヤを出すだけではなく、フローリングの表面を保護する役割もあります。ノンワックスの床材でない場合は、年に1度はワックスをかけましょう。また10回に1回は剥離剤を使って古いワックスをはがし、塗り直しをすると美しい状態を維持することができます。

◆水分と乾燥に注意

フローリングは木材でできているため、水分と乾燥が大敵です。それぞれに対策を行うことが大切です。

水分

水濡れを繰り返すとひび割れや反りの原因となるので、水などをこぼしたら、すぐに拭くことを心がけましょう。結露が発生する窓際などではカビが発生することもあります。適度な換気を行って、湿度が高くなりすぎないように気をつけます。

乾燥

乾燥しすぎると、小さなひび割れが入ることがあります。機能的には問題ありませんが、そこにホコリなどの汚れが入り込んでしまうと美観が損なわれます。冬場エアコンを使うときは、加湿器などで湿度を調整しましょう。
また、直射日光が当たる場所はカーテンやブラインドを使って遮光しましょう。

フローリングの寿命の目安は15〜20年ですが、日頃のこまめなお手入れがこの期間を左右します。ついつい面倒になってしまうものですが、使いやすいお掃除グッズを揃えたり、すぐ使える場所にお掃除グッズを置いたりして、毎日適切なケアができるように工夫しましょう。